2020
06.17

はじめに

INFO

家元として100年の歴史を引き継ぎ、古典から現代までの煎茶の歴史に基づいた「室礼」席作りを表現してきました。
皆様をお迎えして、非日常の空間を共有し楽しんで頂ける場としての茶会を催す事に、時間と精力を費やして参りました。が、同時に、本来の煎茶文化の精神性を忘れ、玩物喪志に陥っているのではないか、と問う事もありました。
そこで日常の中にも実際に活用できる「室礼」の楽しさを、皆様と共に考えていきたいと思います。もっと「室礼」を身近に感じ、日常に取り入れ、心豊かな時間を過ごして頂く事が出来れば嬉しく思います。
“もっと気楽に楽しめる煎茶的空間を”
“誰にでもできる煎茶の室礼”
私たちの日常に手に取り易い品、身近な物を使って表現していきたい思っております。
今まで通り、友仙窟での活動においては、眼を養うこと、経験をすること、また時間をかけて知識と向き合うことも、この煎茶的空間を楽しむ為にはとても必要なことです。その一助となり活用して頂ける様、様々な文化、芸術の面からも多角的にお伝えしていきたいと思っております。

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